夜の旅館で起こった不気味な現象

私が実際に体験したことです。

友達と千葉まで旅行に行った際、宿泊した旅館の中で夜、不気味な現象が起こりました。

夜中の3時くらいにふと目を覚ますと、誰かが枕元を歩いている気配がするのです。

一瞬、友達がお手洗いに起きて帰ってきたのだと思いました。

しかし、私の横に敷いてある布団は膨らんでおり、どうやら中には友達がちゃんと眠っているようなのです。

瞬時に恐怖で鳥肌が立ちました。

もしかしたら気のせいかもしれない、と思い、ぎゅっと目を瞑りました。

私の枕元を歩いていたと思われる何者かが、室内にあった小さなテーブルの前に座った気配がしました。

ものすごく怖かったですが、不審者だったら殺されるかもしれないと思い、意を決して目を開き、その何者かを見てみました。

その人は男性でした。

坊主頭で、白い浴衣を着ています。

顔はよく見えませんでしたが、明らかに生きている人間ではない、と直感しました。

その男の霊と思われる人影は、畳の上に足を伸ばして座り、しきりに上半身をバッタンバッタン倒していました。

自分の爪先に、頭をくっつけようとしているかのような動きです。

私はもう怖くてたまらなくなりました。

とても1人では耐えられないと思い、隣で寝ている友達を起こそうと横を向きました。

驚きました。

友達の顔に、人の頭と同じくらいの大きさの蜘蛛が乗っかっていたのです。

不思議なことに、そこで記憶は途切れました。

多分、あまりの恐怖に気を失ってしまったのだと思います。

気がつくと朝でした。

先に起きていた友達に慌てて昨夜のことを聞いてみましたが、「何かあったの?」ときょとんとするばかりで、何も知らないようでした。

その後、旅館をチェックアウトして気が付いたのですが、なんと旅館の裏には大きな墓地がありました。

チェックインした時は夜で暗かったので、気が付かなかったようです。

だとすると、私が昨日見たあの男性はやっぱり……と思い、怖くて震えが止まりませんでした。

あまりの内容で創作かと思われるかもしれませんが、本当に事実、私が体験したことです。